オーストラリア学会 - Australian Studies Association of Japan

 

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オーストラリア学会 第7回地域研究会(関東例会)のお知らせ

(12/12/29)

[豪日交流基金サー・ニール・カリー奨学金受賞公開講座]共催、後援:福島大学行政政策学類・比較文化講座

「ポスト311期の日豪市民社会−対話と協働の可能性を探る」

東日本大震災と福島第一原発の事故をきっかけに、日本にとっての主要なウラン輸入先としてのオーストラリアと日本の関係を問い直そうとする声が日豪の市民の間で広がっています。本公開講座では、専門家、市民活動家、ジャーナリストを招き、日豪における新たな市民的対話の可能性を模索します。

(スケジュール)
※いずれも入場無料・事前予約不要。
一般市民や他大学の学生・研究者の方もご自由に参加いただけます。

(1)公開講座①:慶應義塾大学三田キャンパス
日時:2013年1月9日(水)19時~21時
教室:北館3階 大会議室
http://www.keio.ac.jp/ja/access/mita.html
講師: Tilman Ruff氏 (Associate Professor, University of
Melbourne/核戦争防止国際医師会議(IPPNW)共同代表)
コメンテータ:松岡智広(投資アナリスト/Japanese for Peace)

(2)公開講座②:福島大学
日時:2013年1月10日(木)14時40分~16時10分
会場:M講義棟3階AV教室
 http://www.fukushima-u.ac.jp/new/18-koutu/index.html
講師:松岡智広氏(投資アナリスト/Japanese for Peace)
コメンテータ:藍原寛子氏(フリージャーナリスト)

(3)公開講座③:福島大学
日時:2013年1月10日(木)18時~20時45分
教室:M講義棟3階AV教室
講師:Tilman Ruff氏
コメンテータ:藍原寛子氏
(趣旨)
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故は、オーストラリアの人々にも衝撃を与えました。多くのオーストラリア市民が被災地の惨状に心を痛め、寄付> などを通じて支援を行いました。また原発事故などにより非難を余儀なくされた人々、とりわけ子どもたちをオーストラリアにホームスティさせる活動なども、在豪日本人住民を中心に広がりを見せ、ました。いっぽうで、オーストラリアは日本にとっての主要なウラン輸入先のひとつであるという事実にも、改めて目が向けられています。原発事故発生直後、北部準州レンジャー鉱山を含む地域をホームランドとするアボリジニの長老が、祖先の土地から産出されたウランが福島原発で使用され環境を汚染していることへの痛惜の意を国連事務総長へのメッセージとして表明し
ました。オーストラリア最大のウラン鉱山であるオリンピック・ダム周辺に住むアボリジニの指導者も来日し、NGOや市民と意見交換を行いました。在豪日本人の市民グループとオーストラリアの複数のNGOが協働して、メルボルンにおいて大規模な市民集会も開催されました。
本公開講座では、医学的見地からこの問題に関与し、市民運動との関わりも深いメルボルン大学准教授のTilman > Ruff氏と、日豪の上場企業を中心とした社会的責任投資分野専門のアナリストであり、オーストラリアのNGOと協力しつつメルボルンでの市民活動を展開する松岡智広氏を講師としてお招きします。両氏との対話のなかから、人類の生命と尊厳、持続可能な文明のあり方に関心を抱く日豪双方の市民のあいだに新たな対話と交流の可能性を模索します。

お問い合わせ:ポスター参照

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